みなさん、こんにちは。「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクト学生ライターの深澤と勝見です。
今回、連続テレビ小説「ちむどんどん」で、ヒロイン暢子の夫でフリーランス記者の青柳和彦を演じる宮沢氷魚さんにインタビューをしてきました!
宮沢さんといえば、184cmの長身で、2015年の「第30回『MENʼS NON-NO』専属モデルオーディション」でグランプリを受賞し、モデルとしてデビューされた後、モデル活動はもちろん、「ちむどんどん」のほかにも、数多くのドラマ・舞台・映画に出演されていらっしゃる「イケメン」。
今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンラインでの取材となりましたが、宮沢さんは、私たちのインタビューに本当に丁寧に、真剣に応じてくださいました。そのオンライン・インタビューでの一問一答を、みなさまに詳しくレポートします!
▼宮沢氷魚さんへの独占取材記事一覧はこちら
横浜鶴見の学生が俳優・宮沢氷魚さんにインタビュー!【Vol.2】「”ちむどんどん”で食べた沖縄料理の中で一番おいしかったもの」
横浜鶴見の学生が俳優・宮沢氷魚さんにインタビュー!【Vol.3】「大きな選択をする時は、1ミリでも後悔する可能性があれば、思い切って挑戦したい」

取材・記事作成
深澤 菜月(鶴見大学) 勝見 桃香(横浜商科大学)
■WEB会議の画面にはワニのぬいぐるみを
――宮沢さん、こんにちは。「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトで学生ライターとして活動をしている鶴見大学の深澤と、横浜商科大学の勝見です。本日はよろしくお願いします。

こんにちは。俳優の宮沢氷魚です。いま画面に出ているのはワニかな?(笑)
それはなんですか。

――これは、鶴見区のマスコットキャラクターの「ワッくん」です(笑)鶴見が「ちむどんどん」の舞台になったということで、ワッくんのこの衣装もそれに合わせて沖縄テイストに変えているんですよ!

それはすごいですね! 衣装まで変えているなんて。
――ワッくんに気づいていただき、ありがとうございます(笑)それでは早速、私たちからいくつか質問をさせていただきます。
■和彦を演じる中で大変だったこと

――「ちむどんどん」の撮影で、和彦を演じる中で大変だった場面はありますか?

役の中で大変だったのは、飯豊まりえさん(大野愛役)、前田公輝くん(砂川智役)、黒島結菜さん(比嘉暢子役)との何とも言えないギクシャクした関係、恋愛っぽいところだったんですけど。そこがすごく難しくて…。距離感というか、どういう風にお互い接すればいいんだろうってすごく悩みました。
撮影する順番が台本通りなら、だんだん気持ちを作っていって、時には仲よくして、時には崩して、でも修復して…みたいなことを演じることができるんですけど、撮影スケジュール的に、シーンが前後するので、最初に撮影するシーンは、和彦と愛がお互いの想いに気づきはじめて、仲悪くなりかけているシーンですが、その次に撮影するシーンは、和彦と愛が円満に何もなかった瞬間に戻るとか。 その気持ちの作り方が難しかったです。
朝ドラは、毎週月曜日にその週に撮る分を全部1日でリハーサルして、週の撮影に挑むんですけど、そのリハーサルの日に4人で“どういう風に演じようか”と話し合いました。それがあったからこそなんとか撮影ができたかなと思います。
■朝ドラの現場は、“自分と共にその役も成長する”し、“役と共に自分も成長していく”という独特な現場

――「ちむどんどん」を経てどのような役者になっていきたいと考えていますか?

朝ドラは、ほぼ1年間かけてその役を演じるので、“自分と共にその役も成長する”し、“役と共に自分も成長していく”という独特な現場なんです。
舞台やドラマ、映画も長くても3ヶ月、短いときは1週間くらいしかその役を演じる機会がないので、1年間かけてその役を演じる、そんな現場は他にないんです。
「ちむどんどん」を経て、もっとその役の深い所まで演じる、感じとることができたので、これからはそれを活かして、短い期間でもしっかりとその役を作っていけるように頑張っていきたいなと思いました。
■役者として、ミステリアスに

――私の個人的な印象ですが、宮沢さんがこれまで演じて来られた役柄から受けた印象なのか、クールで、プライベートのお話はされない方かと思っていました。でも、今回のインタビューではとても気さくにお話をしてくださり、これまでの私の印象が大きく変わりました。

そういう印象を持たれるのは、多分、そこまでプライベートが面白くないからかもしれませんね。(笑)
自分のプライベートを話す機会があまりないので。でも、役者である自分はタレントさんとは違って、少しミステリアスで、みなさんからどんな人なんだろうって思われるほうが面白いと思っています。
今回は、宮沢さんに普段はなかなか知ることのできない撮影の裏側をお話しいただきました。
朝ドラ現場特有の事情の中で奮闘するみなさまの様子を伺い、改めて役者さんたちのすごさを理解しました。役者のみなさまがご自身の演技を突き詰めることはもちろん、出演者同士や、チームで話し合ったりと、多大な努力があるからこそ、私たちが楽しく、時にはハラハラして、感情を揺さぶられながら番組を観ることができているんですね。作品に関わる全ての方に感謝の思いでいっぱいです。宮沢さん、素敵なお話をありがとうございました!
次回は、「ちむどんどん」の撮影で食べた沖縄料理や他の出演者とのエピソードなどを伺います!お楽しみに(^^)
(写真提供:NHK)
▼記事の続きはこちらから🌺
横浜鶴見の学生が俳優・宮沢氷魚さんにインタビュー!【Vol.2】「”ちむどんどん”で食べた沖縄料理の中で一番おいしかったもの」