みなさん、こんにちは。「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクト学生ライターの深澤と勝見です。
連続テレビ小説「ちむどんどん」で、ヒロイン暢子を演じる黒島結菜さんに私たち学生ライターがインタビューをするこちらの企画。
今回は、黒島さんと横浜鶴見の意外なつながりや、黒島さんが今までの人生で大きな選択をしてきた際に大事にしてきたこと等を伺います!
黒島さんが大きな選択をする際、大事にしていること等、今後の人生の参考になることがいっぱいです!ぜひご覧ください(^^)
▼黒島結菜さんへの独占取材記事一覧はこちら
横浜鶴見の学生が「ちむどんどん」ヒロイン・黒島結菜さんにインタビュー!【Vol.1】「最も印象深い料理は、”フーチャンプルー”」
取材・記事作成
深澤 菜月(鶴見大学) 勝見 桃香(横浜商科大学)

■鶴見の沖縄タウンは、祖母から聞いたイメージどおりのまち


――私たちが通っている大学は横浜市鶴見区というところにあるのですが、黒島さんは鶴見をご存知ですか。

私の祖母は、暢子と同じように学生時代に鶴見に住んでいて、高円寺の学校に通っていたらしいんです。祖母から、その当時鶴見はこんなまちだったと色々聞いていましたが、実際に鶴見の沖縄タウンを見たときに、祖母から聞いていた話のとおりのイメージだと思いました。
現在の鶴見の沖縄タウンは、ドラマで描かれている時代の風景とは少し違うところもあるようですが、沖縄との繋がりが深い場所なんだということは分かりました。時間があるときに、またゆっくり行ってみたいです。
――ありがとうございます。ぜひ、お越しください!
■決断をするとき、大切なことは”ちむどんどん”するかどうか

――私は、今大学4年生で、ちょうど先日就職先を決めたところなのですが、これからも何かを決断をする場面はたくさんあると思っています。黒島さんは、進学や就職など自分のキャリアを決めていく中で大切にしていることや、決断をするときの軸といったものはありますか。

このドラマの中で、暢子が「ちむどんどんする」とよく言っていますが、私もそれを大切にしていますね。
社会の中には色んな問題があるし、社会人になるときの不安だったり、色々考えると落ち込むことがいっぱいあるじゃないですか。だから、あまり先のことは考えないようにしています。そもそも、私はそんなに計画性があるほうじゃないので。(笑)
でもやっぱり一番大切なことは、その仕事を自分が好きになれるかどうか、楽しんでできるかどうかといったことを、自分自身に問いかけて決めることじゃないかな。例えば、大変そうな仕事だけど自分が楽しめそうだったらやってみる。これが、私にとっては決断するときの1つの軸かなと思います。
――ありがとうございました。今後、何かを決断する場面になったとき、いただいたアドバイスを活かしていきたいと思います。

大人はすぐに理屈で考えてしまい、子供のころの純粋な気持ちみたいなものは忘れてしまいがちなので、そのころの気持ちが大人になったいまも大切なんじゃないかなって思います。
――2つの選択肢があって、どちらにしようか迷ったとき、黒島さんはどうしていますか。

答えは自分で決めているけど、一応まわりの人たちにも聞いてみようということが多いです。他の人の視点からの考え方も参考にして、それぞれの良い面も悪い面も両方受け止めたうえで、結局は最初に自分が決めていたほうを選ぶことが多いですね。
悩んでいるときは、自分でもどっちが良いか分かりませんが、最後は1周回って自分の感覚で選びます。感覚はすごく大事だと思っていて、「理由はないけどそんな気がする」というような勘を大事にしています。
■本当に心から好きなものを追い求めていれば、毎日がものすごく幸せになる


――ヒロイン暢子の前向きな生き方を見て、私たち自身チャレンジする勇気や元気をもらっていますが、先行きが不透明な現代では道に迷ってしまうこともしばしばあります。このような時代に生きる、私たちの世代の若者に向けて、メッセージをいただければと思います。

確かに、今は先のことなんて全然わからない時代です。しかし、先ほどお話ししたように、今の自分がやっていて楽しいと思えることを一生懸命やり続ければ、毎日がものすごく幸せになるのではないでしょうか。
もちろん、辛いこともたくさんあると思います。でも、本当に心から好きなものを追い求めていれば、きっと後悔はしないと思います。まさに、「ちむどんどんする!」という気持ちを大切にしてほしいなと思います。
――ありがとうございます。「ちむどんどんする!」という気持ちを持って、私たちも色々なことにチャレンジしていきたいと思います。今日は、撮影でお忙しい中インタビューに応じていただき、ありがとうございました。いよいよクライマックスをむかえる「ちむどんどん」のドラマで、暢子の、そして黒島さんのますますの活躍を楽しみにしています!
■最後に ~編集後記~
黒島さんは1997年のお生まれで、現在25歳でいらっしゃると伺いました。私たちの少し先輩ですが、ほぼ同世代。プライベートのことからお仕事のことまで、様々なことをお聞きしましたが、共感できるお話が多く、大変楽しく、有意義なインタビューとなりました。
特に「大変そうな仕事だけど自分が楽しめそうだったらやってみる」というのが決断するときの軸だというお話や、「信頼される人間になりたい」という言葉に、強く心が動かされました。
「自分が楽しむ」ということを軸にして、難しいことにでも積極的に挑戦するという前向きな姿勢が、周囲から「信頼される人間」につながるのだと思います。
「ちむどんどんする!」という気持ちを持って、みんなで頑張っていきましょう!!
(写真提供:NHK)