みなさん、こんにちは。「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトの学生記者、鶴見大学の深澤と横浜商科大学の勝見です。
宮沢さん・黒島さんに続きまして、今回は、連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロイン暢子たちが暮らす村の豆腐店の息子であり、4兄妹の幼なじみ砂川智を演じる前田公輝さんにインタビューをしてきました!
前田さんといえば、1997年に6歳で芸能界デビューし、NHK教育テレビ(現Eテレ)『天才てれびくんMAX』で、てれび戦士として活躍。その後、様々なドラマ、映画、舞台等に出演。2021年には、自身がプロデュースするファッションブランド「GM」を立ち上げ、オンラインを中心に商品を展開しています。このブランドのコンセプトは、「主役はあくまで自分」。そこに隠された”強く清らかで静かな”一面を引き出すミニマムなデザインを作り出しています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンラインでのインタビューとなりましたが、真面目な話、くだけた話がある中で、たびたび笑いもおこる素敵な取材時間になりました! そんな楽しい前田さんへのインタビューを詳しくレポートします。
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横浜鶴見の学生が俳優・前田公輝さんにインタビュー!【Vol.2】「イメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくもの」
取材・記事作成
深澤 菜月(鶴見大学) 勝見 桃香(横浜商科大学)

■「ちむどんどん」で食べた“とんでもなく”おいしかったあの料理
――前田さんが演じられた“智”は“元気・どんどん突っ走る面がある・一途”な人という印象を受けました。プライベートの前田さんは、智と似ている所、共通点はありますか?

突っ走るという面で言うと、6 歳からずっと俳優をやらせてもらっている芸能界ではまさに突っ走ってきましたし、今後も突っ走っていきたいですね。この部分は、智と共通しているんですけど、智に関しては、恋愛に突っ走る一面があるので、そこは僕とは違うかな…
でも智は“社長になる!”って言って有言実行してますよね。僕の仕事は、社長ということではないかもしれないですけど、“芸能界で大成したい”という気持ちは強いので、その部分は共通していると思いますね。

――「ちむどんどん」のドラマの中でたくさんおいしそうな料理が出てきましたが、その中で一番、前田さんが好きな料理を教えてください!

「ちむどんどん」の中で、ですか。うわー!すごい思い浮かぶものがあるんだけど、まだ言えないんだよな…あれ、とんでもなく美味しかったんですよ!まだ言えないので、“ソーキそば”みたいにしておきますか(笑)
物語のクライマックスに出てくる料理があるんですけど、その料理を智役として、実際に食べておかないといけないということで、お昼休憩の時に作ってもらったんですよ。
それがね、もうとんでもなく美味しくて!しかも元々あるメニューじゃなくて、この「ちむどんどん」のために考えられたオリジナルのメニューらしいんです。もちろん初めて食べる味だったし、暢子がいろいろ創作をして… あ、これ以上は、言えないな(笑)
その他には、海辺で食べる黒糖が美味しかったです!海の塩味と砂糖の甘さが混ざって、ちょっとあまじょっぱい味でした。それに食べ物の味だけではなく、そのシーン自体も恋愛の四角関係のシーンであまじょっぱかったというのも重なっていて。だからこそ、印象に残っているのかもしれないですね。

インタビュー時には言えなかったあの料理…正解はカラキが練り込まれた「ちむどんそば」でした。(※インタビューの実施は8月下旬)
■とろろ昆布×かつおだし=??

――以前、宮沢さんに取材させていただいた時に苦手な食べ物の話になりまして、その時に宮沢さん、前田さん、山田さんの3人で苦手な食べ物の話をしたとお聞きしました。宮沢さんと山田さんはバナナが苦手のようですね!

あー!その話しました!ほんとに最近ですね。1週間前ぐらいじゃないですか?(笑)
――前田さんの苦手な食べ物もぜひ教えてください!

僕、苦手な食べ物がめちゃめちゃ独特なんですよ(笑)
“わかるかい!”って感じかもしれないんですけど、ちょっとお話ししますね。
僕、“とろろ昆布”食べられるんですよ。で、“かつおだし”も飲めるんですよ。
でも、かつおだしにとろろ昆布を入れた瞬間、“食べられなくなる”んですよ!!!(笑)
―― 一同大爆笑。(笑)

なんでダメかっていうと、とろろ昆布をつかんで口に入れる瞬間に、なぜかぞわぞわする感覚になるんですよね。これは前世の経験か何かがその感覚を後押ししてると思うんですけど(笑)
苦手な食べ物は、本当にそれのみです!!きのこ狩りの時、きのこ食べ過ぎて1週間きのこ食べたくなくなった、みたいなことはあるけど、嫌いになったみたいなことは全然ないですね。
――では、前田さんはバナナ食べられるんですね。(笑)

めちゃめちゃ大好きです。そもそも僕、黄色、大好きなんですよ!
なので朝には、バナナとかカレーを食べたり、その他にも、ちょっと美容みたいなことも好きなので、果物を食べる習慣もあるんですよ。
■鶴見の「ゆいまーる」魂

――前田さんは神奈川県ご出身だと拝見しました。横浜市や鶴見区に来られたことはありますか?

鶴見区、行きたいと思って狙っているんですけど、なかなか行けてないんですよ!
YouTubeで鶴見のことを紹介している動画、めちゃめちゃ上がってるじゃないですか。それを観て行った気分になってます!(笑)
あと「ちむどんどん」のポスターがいっぱい貼ってあるって聞いているので、ぜひその感謝の気持ちも込めてお伺いしたいんです…
――鶴見区に対して、今は「ちむどんどん」のイメージが強いと思うのですが、YouTubeを見る中で鶴見区に対してどのようなイメージをもたれていますか?

やっぱり、沖縄タウンのイメージが強いです。「ちむどんどん」でも鶴見の“あまゆ”で、沖縄から来た人に対する差別があった時代のことや、その時代の中で沖縄出身者が相互に支え合うために作られた沖縄県人会の話を聞いたりしました。
そうやって支え合って生き抜いてきた鶴見の沖縄出身者の「ゆいまーる」魂というか、「ウチナーンチュ」魂みたいなイメージがやっぱ強いですね。
出稼ぎに来て心も体もつらい中、お互いを励まし合って鼓舞し合ってというところは、話を聞いて、芝居にもだいぶ活きました!
「ゆいまーる」とは、沖縄の方言で「助け合い」といったような意味です。
――お忙しいとは思いますが、ぜひ鶴見区に来ていただきたいです!
今回は、前田さんに「ちむどんどん」の中で最も印象に残っている料理や横浜市鶴見区のイメージ等についてお話しいただきました。
前田さんがとんでもなく美味しいと語った「ちむどんそば」、おいしかった気持ちが前田さんの言葉と笑顔から伝わってきて、すごく気になりました。
そして、苦手な食べ物についてお聞きしたのですが、予想外の“とろろ昆布×かつおだし”!
そして苦手な理由も予想外で、笑いありの楽しいお話でした!
ドラマを拝見する中では、知り得ることができない前田さんの素の雰囲気や考え方などを取材の中で垣間見ることができ、本当に貴重な体験でした。そして何より前田さんのポジティブな雰囲気と笑顔に終始癒されました!前田さん、素敵なお話をありがとうございました!
次回は、就職活動で大きな選択を目の前にしている私たち若者に向けて、前田さんが今まで人生で大きな選択をした際に大事にしてきたこと、良い選択をするための前田さん流の秘訣などを伺います!お楽しみに(^^)
(写真提供:NHK)
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横浜鶴見の学生が俳優・前田公輝さんにインタビュー!【Vol.2】「イメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくもの」