横浜鶴見の学生が俳優・前田公輝さんにインタビュー!【Vol.2】「イメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくもの」

横浜鶴見の学生が俳優・前田公輝さんにインタビュー!【Vol.2】「イメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくもの」

みなさん、こんにちは。「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクト学生ライターの深澤と勝見です。

連続テレビ小説「ちむどんどん」で、砂川智を演じる前田公輝さんに私たち学生ライターがインタビューをするこちらの企画。

今回は、就職活動で大きな選択を目の前にしている私たち若者に向けて、前田さんが今まで人生で大きな選択をした際に大事にしてきたこと、良い選択をするための前田さん流の秘訣などを伺います!

今後の人生の参考になることがいっぱいです!ぜひご覧ください(^^)✨

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横浜鶴見の学生が俳優・前田公輝さんにインタビュー!【Vol.1】「”ちむどんどん”で食べた【とんでもなく】美味しかったあの料理」

取材・記事作成

深澤 菜月(鶴見大学) 勝見 桃香(横浜商科大学)

自分の“夢”をまず明確にして、それに“関係あるか、ないか”で選択する

――私自身、就職活動で選択と決断に悩んでいました。前田さんは、子どもの頃から現在も一貫して俳優として活動されていますが、これまでご自身のキャリアを決めていく中で様々な選択をされてきたと思います。前田さんは選択をする際に大事にしていること、選択の軸はありますか?

前田さん
前田さん

実は、年々選択の軸自体が変わってきています。最初はシンプルに“やりたいか、やりたくないか”とか、自分にとってのスキルとか、あとは“その経験が貴重かどうか”ってことが選択の軸でした。

ですが、最近は、やりたいか、やりたくないかということよりは、自分の“夢”をまず明確にして、それに“関係あるか、ないか”で選択することを大事にしています。

今、魅力的なことが多すぎて、なんでも手が届くと思うんですよ。でもそうすると本当に大切なもの、向かうべき先を見失いそうだなと思います。だからこそ、先を見据えて、選択肢を精査していって、やることを選択しています。

――お話の中で“夢をまず明確にして”と仰っていましたが、前田さんの夢はなんですか。

前田さん
前田さん

今の夢ですか。それこそ朝ドラ出演は夢の一つでした。今回、朝ドラの一年間の撮影では特にメンタルの部分で得たものが本当に大きかったです。お芝居の間に先輩の俳優さんからも“公輝、変わったね”などと言ってもらえたりしました。
 
僕は、台本があり、その中にセリフがあり、動きが書いてある中で、どれくらい“自分らしさ”や“唯一無二な芝居をするか”というところをモットーにしています。でもまだ自分の中では、役を演じる中で自分らしさを出すのに一定の制限が出てしまっているので、ゆくゆくは、そこをもう少し緩く、自分らしさを出して、自由にお芝居をするっていうのが、今のところ夢ですね。

それを俳優として実現していくためにもっと色々なところで経験値を積んでいきたいです。

――俳優の道以外にも前田さんプロデュースのブランド“GM”を立ち上げられていますよね。「ブランド立ち上げ」という選択のきっかけについてもお聞きしたいです。

前田さん
前田さん

新型コロナウイルスの影響が大きいです。コロナで俳優の仕事が一度ストップして、その時に自分が俳優以外で作っていけるものに興味が湧きました。

コロナは未曽有(みぞう)の事態で、世の中的にかつてない状況の連続でした。それであれば、自分も新しいことにチャレンジしてみたいなと思ったタイミングで、たまたまブランドからお声かけいただいて、そのブランドとコラボを重ねる中で、このGMブランドを確立させたいという気持ちが大きくなって、選択・決断をし、今に至っています。

イメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくもの

――最後に、この先行き不透明な時代に日々頑張る同世代の若者に応援メッセージをいただけますか?

前田さん
前田さん

僕はどんな夢でも確実に叶うと思っています。僕は夢を叶えられてきたと自分で思っています。だからこそみなさんにぜひ伝えたいことがあります。

それは、“信じる力”の大切さです。これは、とっても大事な力です。物事は、すぐに結果はついてきませんし、夢に近づいているのか疑ってしまうときもあると思います。でも、夢をイメージして、本当にそのイメージが鮮明であればあるほど、未来は確実に具現化されて作られていくと思っています。

なのでみなさん、まずは自分の夢を言語化したり、文字に起こしたりしてみてください。ビジョンボードを作ってみてもいいと思います。人生は自分次第。そのことを信じて、これからもいろんなことに励んでいただけたらいいなと思います。

最後に ~編集後記~

前田さんは“夢”を大事に、その夢に向かって必要なことを取捨選択されているということが取材を通じてわかりました。プライベートのことからお仕事のことまで、様々なことをお聞きしましたが、楽しい中でもためになるお話が多く、とても有意義なインタビューとなりました。

大きな夢は誰もが簡単に描けるものではないと思いますが、そんな人でも、こういう大人になりたい・これができるようになりたい、といったように小さな夢から持ちはじめ、達成し、ゆくゆくは大きな夢を描き、叶えていけたらいいなと思いました。

コロナ禍でも役者以外の新しいことに目を向けて、さらにタイミングを味方につけている前田さんの姿勢や想い、とても素敵でした。

前田公輝さん、すばらしいお話をありがとうございました🌺

これからのご活躍も心から楽しみにしています😊✨

(写真提供:NHK)